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2023/8/24

退院させてあげたいけれど、医療処置が不安/80代男性Bさん

在宅介護1

体力が落ち、痰の吸引も必要だった

パーキンソン病(YahrV度)で入院していたBさん。

入院中は飲み込む力が低下していたため絶食となり、点滴を受けていました。痰が絡むことが多く、数時間ごとの痰吸引も必要でした。

ご家族はできるだけ早く退院させてあげたいと考えていましたが、コロナ禍で入院中の面会が難しく、痰の吸引指導などを受けることができませんでした。

そのため、すぐに自宅へ帰ることに強い不安がありました。

こういったなかで、当院にご相談がありました。

看多機で体力回復とご家族の受け入れ準備を

退院前カンファレンスに参加させていただき、ご本人、ご家族、当院、看護小規模多機能型居宅介護(ハーヴィスプラス)でご相談。

まずは看護小規模多機能型居宅介護ハーヴィスプラスに退院し、ご自宅に戻る準備期間をとることに決まりました。

当院はハーヴィスプラスと同一建屋内にあるため、ハーヴィスプラスに退院するBさんへの訪問診療を開始しました。

ご家族には、Bさんに栄養をとってもらい、帰宅前にできるだけ体力を回復してもらいたいという思いがありました。

そのためハーヴィスプラスでは経鼻胃管による経管栄養を行い、内服薬も再開。

徐々にBさんの栄養状態が改善し、痰の絡みも少なくなりました。

ご家族の面会時には痰の吸引や経管栄養の指導を受けていただき、ご自宅での療養の準備を進めました。

連携サポートで、安心の帰宅が可能に

退院から2週間後には短期間の帰宅ができました。

帰宅日には当院による訪問診療とハーヴィスプラスの訪問看護がサポート。

ご家族と一緒に経管栄養とお薬の服用を行いました。

その後は定期的にご自宅に帰り、安心して療養を行っていただいています。

退院後からご帰宅まで、同じメンバーでサポートできることは、ご本人とご家族の大きな安心につながります。

当院では、こういった様々なサービスと連携し、ご自宅での最適な療養環境をご提供できるよう、日々努めています。

Bさんのご利用サービス~

・看護小規模多機能型居宅介護(看護小規模多機能型居宅介護 ハーヴィスプラス)

・訪問診療(当院・ハーヴィスクリニック)